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Sep 18 2017

Telegramログ - ホワイトペーパー、隷属、無政府主義

Artem Kotelskiy

こんにちは。

Skycoinの核とも言える「Obelisk合意形成アルゴリズム」に関する論文が、重大な欠陥があったのを理由に「arxiv」から取り下げられたと聞きました。本当ですか?

Skycoinチームの皆さんに確認していただきたいと思います。よろしくお願いします。

Monty Crypto (Xa no)

Obeliskに関する論文ですか? 少なくとも5つの論文がObeliskの基礎理論を主旨に書かれていますが、Obeliskについて直接触れられた論文はまだ出ていません。

具体的にどの論文が取り下げられたかわかりますか?

Synth [Artem Kotelskiyへの返答]

理論的な欠陥があったわけではありません。他の業界関係者や研究者には、このObeliskに関する論文をarxivではなくACMジャーナルから引用して欲しいと思ったため、著者のChen氏はarxivに出していた論文を取り下げました。学者の世界ではACMジャーナルの方がarxivよりも権威のあるジャーナルとして知られていますから。

Synth

さらに補足すると、論文中にちょっとした修正箇所が見つかったことも、論文取り下げの理由の一つだったようです。しかし、この修正点は些細なもので、論文の主旨を変えてしまうようなものではありませんでした。

その論文に書かれたアルゴリズムは第三世代のもので、私たちは現時点で第5世代にあります。その実装のためのホワイトペーパーが書かれなければなりません。

Artem Kotelskiy

https://arxiv.org/abs/1507.03927

このページによれば、論文の欠陥は理論的な性質のもので、致命的だったとあります。

Synth

Chen氏は自分が何を言っているか理解してないのではないでしょうか。

Artem Kotelskiy

「Opinion Dynamics」に関する論文にも同じようなミスがあったと述べられていますが。

Synth

その論文の一つには修正箇所がありました。論文掲載の数ヶ月前に、私が指摘しました。

Synth

このミスは論文の根幹を揺るがすようなものではありませんでした。統計的物理学のエネルギー最小化に関する内容です。

Chen氏は全順序集合に基づいたハッシング関数を考案しようとしていましたが、これは機能せずに終わりました。

Artem Kotelskiy

それでは、Skycoinのウェブサイトにあるホワイトペーパーは「arxiv」に掲載されたものではないのでしょうか?

「arxiv」のコメントは個人的に気になります。論文の著者自身が理論の欠陥を指摘しているのは、何かおかしいような気がします。

Synth

この理論に関しては全部で8本の論文が書かれています。

最新の論文はACMジャーナル/学会に掲載されています。

Artem Kotelskiy

その論文のリンクをいただけませんか?

検索しても見つけることができませんでした。

Synth [Artem Kotelskiyへの返答]

Chen氏は教授職に就いています。共著者が論文の取り下げを希望したようです。ブロックチェーンに精通していない人物でした。中国政府がブロックチェーンに規制をかけていると彼は思いこんでおり、論文がトラブルの原因になるのをおそれたようです。

Synth

http://njtech.findplus.cn/?h=search_list&query=AR:%22Shu%2C%20Jiwu%22

Artem Kotelskiy [Synthへの返答]

この点はウェブサイトで明らかに示されるべきだと思います。SkycoinプロジェクトはObeliskのセキュリティにかかっているわけですから、他のコンピューターサイエンスの専門家によってアルゴリズムの理論的基礎が評価されていなければなりません。そして、その事実が人びとにもはっきりわかるようにウェブサイトに書かなければいけないでしょう。

単純に、コンピューターサイエンスの専門家でなければ、論文も理解できませんし、理論的基礎の正当性をチェックすることもでません。

Synth [Artem Kotelskiyへの返答]

実装と詳細に関する、40~60ページの第三世代のホワイトペーパーの掲載が予定されています。しかし、他の仕事との兼ね合いのため、完成には時間がかかる見込みです。

シミュレーションは成功して、相互評価も機能しています。第一世代の実装を近いうちに行い、現実でどう機能するかを公表していく予定です。

Synth [Artem Kotelskiyへの返答]

ちなみに、Chen氏はEthereumのGoの実装を行った人物です。

Artem Kotelskiy

Chen氏、つまり、Jiwu氏ですか?

その情報もウェブサイトに掲載するべきだと思います。遅れましたが、丁寧に質問に答えていただき、ありがとうございます。

Synth

論文は学会でトップ2のジャーナルに掲載されました。ACMコンピューターサイエンスジャーナルで、分散型データベースの合意形成に関するものです。 もちろん、他の研究者による相互評価もされています。

他の研究者に相互評価された論文とシミュレーションを基礎にしているのは、数ある仮想通貨のなかでもSkycoinだけです(2017年9月当時)。

Synth

はい、Ethereumの開発に携わっていのたはChen氏です。

Artem Kotelskiy

それは知りませんでした。

Chen氏がEthereumの開発に携わっていた証拠はありますか?

リンクを教えてください。

Synth

Chen氏の要望により、ウェブサイトに情報を掲載することはできません。Skycoinの開発に携わる人々の8割から、アドバイザーやデベロッパーとしてウェブサイトに名前を掲載しないようにとお願いされています。様々な理由から身元を明かしたくないようです。

Artem Kotelskiy

それはまた別の問題ですね。

わかりました。

しかし、何故ですか?

Synth

中国の場合はbitcoin規制の可能性を懸念して、また、アメリカの場合は税金や雇用の理由からだそうです。

Artem Kotelskiy

それは何だか怪しいですね。(笑)

スイスに行けばいいのではないですか?

検索してみたところ、チェン氏とEthereumの関わりの証拠を見つけることができました。

Monty Crypto (Xa no)

数ある仮想通貨の中でも、レポジトリ、開発記録、論文などの資料が揃っているのはSkycoinくらいでしょう。何の役にも立たない顔写真や名前がないからという理由でSkycoinを怪しいというのはどうなのでしょうか。

Synth

Chen氏の公開鍵はEthereumデベロッパーのレポにありますよ。彼のgithubを確認してみてください。

Monty Crypto (Xa no)

私からすれば、製品に関するコードの一行も公開していない数多のICOの方がよほど怪しいと思うのですが。

Synth

ウェブサイトやアドバイザー欄に名前を掲載できない約束になっていますが、coinbaseトランザクションが重複してアウトプットされる問題を発見したbitcoinのデベロッパー、その他2人の主要なbitcoinデベロッパーもSkycoinの開発に深く携わっています。

これには色々と事情があるのです。

例えば、bitcoin初期デベロッパーの情報が漏れた際、オーストラリア政府は情報漏れから8時間以内に家宅捜索を行いました。

また仮想通貨のデベロッパーの多くは国家機密情報に触れる立場の人物で、雇用契約があるために仮想通貨の開発が公にされることを望んでいません。

Artem Kotelskiy [Monty Crypto (Xa no)への返答]

「怪しい」と言ったのは冗談ですよ。(笑)

Synth

githubに本名で登録しているのは運用上のセキュリティ概念のない素人だけでしょう。加えて、Skycoinプロジェクトの関係者は、アドバイザーというタイトルや売名行為に興味のないデベロッパーです。

Chen氏が自身のメイン/パブリックgithubアカウントを使っている理由もわかりません。そうしないようにとアドバイスされたはずですが。

Artem Kotelskiy

納得しました。説明をいただきありがとうございました。

Monty Crypto (Xa no)

いえいえ、けっこうですよ。

Artem Kotelskiy

Skycoinに関して引き続き情報を集めていこうと思います。

デベロッパーの身元はいずれ公に明かされることになるのでしょうが。

Synth [In reply to Artem Kotelskiy]

8年も続く開発の歴史です。映画も作れるような濃い内容ですよ。

Synth [In reply to Artem Kotelskiy]

身元が割れることはないでしょう。いまだbitcoinの初期デベロッパーの身元すらわかっていないのです。

Artem Kotelskiy

そう願いましょう。

しかし、なぜスイス移住は選択肢にないのですか?

また、SkycoinもEthereumのように透明性の高い開発環境にすればよいのではないですか?

Synth [In reply to Artem Kotelskiy]

なぜスイスなのですか?

プロジェクトに携わる80人をスイスに移住させるのですか?

Artem Kotelskiy

そうですね、組織の本部をスイスに移せば、保護を受けられるのかなと思いました。

Synth

開発はgithubで行われているので、本部の場所は問題になりません。

何からの保護ですか?Skycoinの開発チームが攻撃を受けた例はまだありませんが。

Artem Kotelskiy

Skycoinとの関わりを公にすることをデベロッパーは避けていると言っていたので、保護が必要なのかと思いました。

しかし、なぜ身元を明かさないのですか。

Synth

税金の関係です。

Artem Kotelskiy

いや、半ば信じがたいですね。

なぜ税金を払いたくないのですか?

Vadim 🛌

なぜ税金を払いたいのですか?

Monty Crypto (Xa no)

そうですね、みんな税金を払いたいと思っているでしょう。(笑)

Artem Kotelskiy

Skycoinのプロジェクト発展と税金を払わないことに何の関係があるのですか?

説明をお願いします。

Monty Crypto (Xa no)

脱税と節税は異なります。

節税は合法であり、世界中の企業が行っています。

Synth

例えば、あなたが800万個のbitcoinを持っているとしましょう。それを公に明かしたいと思うでしょうか?

国家機密情報保護義務や秘密情報保護契約にある人々がウェブサイトに顔と名前を掲載したいでしょうか?これらの人びとはフェイスブックアカウントを持つことも許されず、他の顧客の名前や情報を明かすことができません。

また、雇用主との知的財産権の問題があります。ある企業の例では、従業員が勤務時間外に作成したものでも、企業に所有権があるとされています。

このためデベロッパーの身元を明かすと、雇用主や企業がオープンソースのプロジェクトに関する所有権を要求できてしまいます。

これとは別に、でまかせや複雑な人間関係があります。能ある鷹は爪を隠します。逆に、売名行為に働く人びとは往々にして実質が伴っていません。

Bitcoinの初期デベロッパーの全員が、アメリカ政府の理不尽な介入を懸念していました。その懸念は現在もなくなっていません。

仮想通貨の世界に最近入ってきた人びとは、1990年代の仮想通貨抑圧の歴史を知らないのです。

Vadim 🛌

人びとが仮想通貨に関わる人びとの匿名性を問題にするのが、逆に私には不思議に思えます。

Artem Kotelskiy

秘密情報保護契約は個人的に気に入りません。

有能な人びとは秘密情報保護契約など結ばないと思っていました。

しかし、私が間違っていたようです。

企業との契約がありましたか。

つまり、デベロッパーと研究者は自分の金が心配で、Skycoinやその他の大規模なプロジェクトは決まりを押し付けているわけでしょう。 信じられません。

Synth [Vadim 🛌]への返答]

世の中はなんとも不思議なものです。

そして、数学や暗号の専門家は、全員と言っていいほど政府や軍のために働いている事実も忘れられているようです。

Synth [In reply to Artem Kotelskiy]

Fortune500やGoogleのような企業で働いていれば、秘密情報保護契約は常識です。 開発記録を見ればわかりますが、GoogleやAmazonで働くデベロッパーもSkycoinのプロジェクトに関わっています。

Artem Kotelskiy

研究者が本当に気にしているのは自分の保身だけでしょう。

GoogleもAmazonも大した企業だとは思いませんが、従業員はたしかに優秀かもしれません。

なんにせよ、要点は理解しました。

しかし、数学の専門家については誇張が入っていると思います。 私の知る限り、純粋数学の研究を離れて軍に入る人びとが最も優秀なわけではありません。

Synth [Artem Kotelskiyへの返答]

Googleをはじめとして、大企業は従業員と次のような契約を結びます。「我々はあなたを所有しています。勤務時間内外にかかわらず、あなたの労働は私たちの所有物です。」

これはFortune500の企業に例外なく当てはまります。 これらの企業で働き始めると、デベロッパーはオープンソースプロジェクトに関わるのをやめてしまいます。

Artem Kotelskiy

なるほど。それは残念ですね。

Synth

加えて、アメリカでは情報や研究が一般に公開されたあとでも、機密情報として分類することが可能になっています。

例えば、研究者が政府から助成金をもらってソース・ルーティングの研究を行い、研究成果が発表されたとしましょう。後のプロジェクトでこの研究成果が使われた場合、研究者は機密情報保護に関する法的責任の範疇にあります。

また、大学で働いている場合、研究者が開発したアルゴリズムに大学が知的財産権を要求することもできます。

このため、アメリカ市民は弁護士を怯えながら生きているのです。

Artem Kotelskiy

なるほど、アメリカの大学や企業がそんなことをするとは驚きです。

説明をいただきましたが、それでも私は自らの論点を譲りません。

Skycoinのホームページで、デベロッパーの身元が明かされていない理由を説明すべきです。

Synth

例をあげれば、Stanford、Cisco、Googlerなどでしょう。

Artem Kotelskiy

しかし、説明をホームページに掲載すると注目を集めてしまいますね。

Artem Kotelskiy [Synthへの返答]

それらの大学や企業での知的財産権問題に関するリンクや、キーワードを教えてください。

Synth [Artem Kotelskiyへの返答]

githubに開発記録は残っているので、実際は身元が隠されているわけではないのですが。人びとはgithubを調べる能力もないのでしょう。

Skycoinは著名なデベロッパーをアドバイザーとして雇っているなどと広報する必要はありません。

ウェブサイトはコインと技術に関しての情報が掲載される場所です。アドバイザーの有名度で競い合うのは無駄なことです。

Artem Kotelskiy

githubのアカウントを見ても特に個人情報はありませんが、たしかに他のソーシャルメディアのリンクがついている場合もあります。

私はSkycoinが広報に力を入れるべきだと言っているわけではないのです。

実際、見た目重視のチームやアドバイザーのページは私も嫌いです。

単純に1つ言いたいことがあるだけなのです。

Skycoinプロジェクトに私はとても期待しています。

そしてプロジェクトの未来はひとえにデベロッパーの手にかかっています。

だからこそ、デベロッパーがどういう人たちなのか、どういう価値観を持っているのか知りたいのです。

私がただSkycoinを所有するのか、それともFiberのノードにも参加するのか。デベロッパーへの信頼が決め手になります。

ただ、開発記録を調べればプロジェクトが信頼できるかどうかの判断は可能であるという立場も、理解しています。

Synth

個人情報を全て政府に提出して、中央銀行に税金を払い、人びとは自ら、飼いならされた牛のように隷属服従への道に列をつくって並んでいます。

Bitcoinの元となった理念とは真逆の世界です。

Artem Kotelskiy

そうですが、仮想通貨を推進する無政府主義にも、程度の差はあります。

Vadim 🛌

「程度の差」というのは、言葉のみで実践の伴わない人々と我々の差のことでしょうか?

Artem Kotelskiy

現体制の支配者に闘いを挑むことは、より良いシステムへの移行に逆効果であると思います。

わかりません、私が間違っているかもしれない。この点に関して論争するつもりはありません。

Synth [Artem Kotelskiyへの返答]

中央銀行は無から貨幣を作り出し、政府は市民という奴隷から税金として貨幣を巻き上げます。

奴隷となるか、自由となるかの二者択一なのです。 他の人間のお金のために働いている人間は、自らのために働いていません。主人に隷属しているだけです。

そこに中間地点は元々存在しません。一方には、誰かに所有され、奴隷登録番号の元、政府による監視の下、警察や国民国家、中央銀行で成り立つプラットフォームで生きる奴隷がいます。そして他方に自由があります。隷属か自由か、中間地点は存在しないのです。

Artem Kotelskiy

なるほど。おそらく次は政府が善か悪かの議題でしょうが、勝敗は明らかでしょう。あなたの観点は理解できました。異なる観点を私は持っています。人びとの善意を信じており、また、自由にも尺度があると考えます。ただ、私が若く、経験がないだけなのかもしれません。

Synth

自由の尺度とは、例えば、「ポルノで自慰をする自由」「大麻を吸う自由」 「アナル・セックスをする自由」 「ヘロインを打つ自由」 「自由市場で誰かの金のために奴隷のように働く自由」「買い物をする自由」でしょうか?

隷属とは、単に自由であるか奴隷であるかの問題ではありません。自立しているか、依存しているかの違いなのです。

隷属の仕組みとは何でしょうか?それは、生存のために他者に依存する仕組みを作り、人びとに偽の自由を与えることで、反乱を防ぐのです。このように社会は労働者の強制収容所と化し、柔順で幸福な奴隷ができあがるまで無料のポルノ、プロザック、ゾロフト(抗うつ薬)がばら撒かれます。この奴隷は世界の別の在り方を想像すらできません。

75万ドルの負債を抱え、卒業から死ぬまで借金を返し続ける、「自由」な学生の現状を考えてみてください。惨状であるとしか言いようがありません。

Artem Kotelskiy

全ての人がそれぞれの選択をしています。

自ら必要なだけの食べ物を育てて、暮している人たちだっています。

私は全人口の半分がそのように暮している国から来ました。それはそれでよいと思います。

そして、人が自由になりたいと思えば、自由になれるものだと私は思います。

Vadim 🛌

推測するに、あなたの出身国はベラルーシですか?

Artem Kotelskiy

いえ、違います。推測するのは難しい国です。

Synth

奴隷になりたくない人はみな無政府主義者でしょう。(笑)

そうでない場合は、次のように自らに呟くだけでしょうか?

「無政府主義者はなんだか怖いですね。私自身はそうはなりたくない。程度において奴隷であるのは問題ないでしょう。ただ、主人は奴隷に対して親切にすべきだと思います。」(笑)

Artem Kotelskiy

では、無政府主義者は政府に対して闘いを挑む人でしょうか。(笑)

Synth

Anarchist(無政府主義者)の語源はAn-archonです。Anはwithout(ない状態)を意味します。Archonは主人や支配者という意味です。つまり、Anarchyは支配者や主人がいない状態を指します。リテラシーの低い大衆をからかうために、語順が逆になっています。

Artem Kotelskiy

なにはともあれ、開発を続けてください。Skycoinが支配者を一人でも減らすのに貢献することを真摯に願っています。

Artem Kotelskiy [Synthへの返答]

語源については理解しました。

Synth

(笑)

matthieu [Synthへの返答]

賛成です。

Synth [Artem Kotelskiyへの返答]

いえ、問題は人間の本質にあるのです。

奴隷という存在を自由にすることはできません。一旦自由にされたとしても新たな主人を見つけるだけでしょう。実際、人びとは奴隷になることを望み、選択をしているのです。この人びとは今よりも優しい奴隷使いを探すことしか頭にないのです。

例えば、リーダーとして選ばれる人物は、人が何を望み、何をおそれるべきかを語ることが期待されます。なぜなら、人びとは自らそうすることを拒否しているからです。

matthieu [Artem Kotelskiyへの返答]

チームメンバーの写真や経歴を掲載するよりも、Skycoinの開発の裏にある価値観や信条を公開した方が、目的にかなうかもしれませんね。

matthieu

Skycoinの深い動機や価値観をこれまで知りませんでしたが、Synth氏の説明を聞いて、このコインのことがさら気に入りました。人びとは一晩で億万長者になることに夢中になって忘れがちですが、仮想通貨の世界が目指すところを思い出すことは重要だと思います。

Synth [matthieuへの返答]

人びとは億万長者にとどまらず、百兆規模の富を狙っています(笑)。バブルが弾けるまでの短い間ですが、百兆規模の富が個人の手に渡るでしょう。

一晩で億万長者となるというストーリーは1994年に語られ尽くされています。仮想通貨長者は兆単位でしょうね。

matthieu

(笑)

Synth

Bitcoinの価格は5000ドルまで上昇していますが(2017年9月当時)、全体の1%が売却されれば価格は2000ドルまで下がります。これからのBitcoinの価格推移は、市場の深さと価格上昇の関係にかかっているでしょう。

ビル・ゲイツよりも裕福な、百兆規模の富を持つ人びとが短期間ですが現れるでしょう。この人びとがコインを現金化するときがバブルの終わりです。

アルトコインは不動産や株価と異なり、価格に天上がありません。なぜなら、価格上昇を抑えるような、ファンダメンタルな経済や数学が存在しないからです。

収入や支出は存在せず、そうなると、例えばバグばかりの「スマートコントラクト」のプラットフォームの市場価値が250兆ドルだと評価する客観的な基準もありません。

Steve

A Distributed Consensus Algorithm for Cryptocurrency Networks(仮想通貨ネットワークのための分散型合意形成アルゴリズム) https://github.com/skycoin/whitepapers/blob/master/whitepaper_skycoin_consensus_v01_jsm.pdf

リンク先が最新の合意形成アルゴリズムに関する論文になります。